ある小説、朝井リョウの何者。を読んでいて書いていた一文。
想像力のある幸太郎は、この色紙をSNSには上げない。なぜなら共感できるものだけで共有することの大切さと、興味のない人から見る「俺たち最強」の文字がいかに冷ややかに見えるかが想像できるからだ。
自分の中、共感できるもののの中だけでとどめておくことに大切さと、いつの間にか誰かの評価を他人に対しての自己表現の一環として使うようになり、自己顕示の道具として使われたそれらメッセージや色紙などは、一瞬にして青春の宝物絡みにくい何かに化けてしまうのかもしれないと。
そんな風に思った。
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